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うちのこログ。
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突撃我が家のあさごはん。








◆野分としずく
しずく母「ねえねえ、野分くん!この間教えてもらったハンドドリップ練習したのよ」
野分「あー、なんかすげえ様になってますね」
しず母「真面目に野分くんと再婚考えちゃおうかしらねー」
しずく「はんたーい。こんな義父、衛生的に無理」
野分(何処から突っ込めば)

◆鉄と文子
 最近、朝は嫁さんが台所にいる。いや、台所で突っ伏して寝ている、かな。
「おはよう」
 声を掛けて軽く肩を叩くと、ややあって寝惚けた声がした。
 少量の茶葉を、長めに煎じる。
「文子」
「…ん」
 まずは濃い出しのルイボスティー。カフェインフリーをゆっくりと飲む。

◆燦雨
 段ボールの中には、お米とか林檎とか林檎が、沢山入っている。元気が出ない朝は、祖父母からの手紙をゆっくり読む。
 布団の上で目覚ましテレビを見ながら、果物ナイフを半分刺す。
 今日はサンフジ? それともつがる?
 林檎の品種は詳しくないから、口に入れるまではお楽しみ。

◆夜
 この部屋には冷蔵庫が無い。徒歩1分でコンビニがあるから。
 米とパスタは常温保存でいいし、具材はレトルトで十分。冬だと部屋も寒いし。
 だからシンクにまとめておいた葡萄ジュースをコップに注ぐ。
 酸いた臭い。
「…葡萄ジュースが酒になった」
 ……俺すげえと思った。




◆番外:ドロシー
 ゆっくりと目を開けると、空がかなり白んでいた。
 目許を擦り、それから燃えカスの木に火を付ける。
 水筒の中の水が、軽い頭痛を覚える程度に冷えていて、冬だなァと思う。
 カンザスの弱小農家から、随分と遠くまで来た。
 そんな事を考えながら干し肉を炙り、かじる日常。
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プロフィール
HN:
椎名たぬこ
年齢:
123
性別:
非公開
誕生日:
1900/05/05
職業:
野生
自己紹介:




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